着物のリメイクを手がける職人の方に会いました。

私が25歳の時にあつらえた着物があるのですが、今年から着付けを習うようになり着る機会が増えた事で気づきがたくさんありました。

まず昔の着物の仕立てが今とは違い、裄丈が短めになっている事です。

昔は着物は普段着だったため、家事をするのに短めでないと動きずらかったからだと思いますが、最近の仕立てでは裄丈がもっと長めになっているのです。

その影響で最近作った長襦袢を合わせると、丈が合わず出てしまうのです。

これから先も着ようと思うと、長襦袢をつめるよりも着物をリメイクした方が良いとのアドバイスをいただいたので、今回ご相談する事になりました。

お会いした先生はこの道50年のベテランで、とっても明るくてこの仕事が大好きな方でした。

アドバイスは的確で、まず着物の判定をしっかりしてくださって、汚れなども見つけて判断してくださいました。

今回2枚着物を見ていただいたのですが、どちらもとても良い品だと言っていただけました。

2枚とも京都の呉服屋さんが選んでくださったものですが、その当時は着物の知識は全くなく、呉服屋さんの丸投げして購入したものでした。

それが正解だったと約30年ほど経って証明されました。

正直嬉しかったです。

そこで提案されたのは、着物の裏地にあたる八掛の色がこれから長く着ていくのには合わないから、変えた方が良いとのことでした。

20代の時に合った色と、今からの合う色はやはり違うそうです。

今は赤い色になっているのを、もっと落ち着いた色に変更する事にしました。

多少費用はかかっても、これからズーッと着るつもりなら今がチャンスかもしれませんね。

思い切ってリメイクする事にしました。

全部解いて丈を直し、八掛も新品になったらきっと新品同様になってくると思います。

3ヶ月後が楽しみです。

新たな出会いで、また新しい世界を知る事ができました。

今まで以上に着物が好きになりました。

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