福祉会館の健康体操講座に参加している80代の女性の方が、複数の会場に来てくださっている事に気づきました。
そう言った方は珍しい訳では無く、複数人いらっしゃることは承知していました。
体操が好きで、いろいろな教室を掛け持ちしている方が多い中、その方はちょっと違った感じだったのがちょっと気になりました。
教室が終わった後、自分の使った椅子の消毒をして片付けます。
帰り際になると、私に体の悩みを打ち明けにくる方がいます。
今日も60代の若手の女性の方が来て、「膝が痛いのですが、何か治す方法はありませんか?」質問されました。
痛みの状況や、運動の有無を聞き、膝を触らせていただいてチェックしました。
左膝に違和感があり、病院にはまだ行っていない、毎日6キロ歩いている、水は溜まっていない、大腿四頭筋の筋肉量はあるなどから、それほど問題になる点が見つかりませんでした。
ご本人は「運動はしないほうがいいですか?」と尋ねられましたが、それはまだ早い判断です。
レントゲンやMRI、CTスキャンなどの診察を受け、痛みの原因追求をすることも必要かもしれないと思ったのですが、体を触ってわかった事がありました。
ふくらはぎの硬さが異常でした。
多分使いっ放しで、解していないのが原因で筋肉疲労を起こして居る可能性が高いと思いました。
そこで理解していただくために、私のふくらはぎを触ってもらいました。
「ヒャー!!、すごい柔らかい。つきたてのお餅みたい。」とお騒ぎされました。
人の体を触る事がないので、自分との違いが分からなかったようで、やっとご自分のふくらはぎが異常に硬い事に気づかれたようでした。
それが全ての原因とは言えませんが、まずはストレッチやマッサージでほぐすことをお奨めしました。
やってみて痛みが軽減できれば良いですし、何も変わらないようなら病院に行くように伝えました。
それを近くで聞いていた方の中に、他の会場にも来て居る方がいて、次に話しかけられました。
「私は先生の追っかけしているのよ。私は大腸がんになって、痩せちゃったから体力つけないといけないと思って教室に来たら、先生に会ってがんばれるようになったのよ。だからこれからも追っかけて行くからよろしくね。」と笑顔でお話ししてくれました。
そんな状況とは知りませんでした。
必要としていただけて、本当に嬉しく思いますし、責任も感じています。
これからも一所懸命皆さんと向き合っていきます。
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