ある教室での出来事です。
その教室には約30年通ってきている生徒さんがいます。
年齢は80代半ば、お元気な方です。
それでもご主人を見送ってお一人暮らしになり、体の具合もちょっと悪くなったりしておやすみをしたり、それでも来られる時は前半だけ参加して途中で帰られたりしながら頑張っています。
その方のご近所の方が、たまたま体験会に参加してくださって、教室に参加することになりました。
コロナの前だったので、その後すぐ教室がお休みになりしばらく会っていませんでした。
教室が再開されると同時に、そのお二人が参加されました。
多分年齢は同じくらいだと思いますが、ここで大きな差が出ていることに驚きました。
今まで様子を見ながら続けてきた生徒さんは、「今日は暑くなるって言っていたからお休みしようと思ったけど、先生のお顔が見たくてきたのよ。」と満面の笑顔で話してくださり、今日は最後まで参加されました。
まだ2回目の参加の方は、以前よりも動きが固まっていて、両手さえ上がらない状態でした。
寝た状態のストレッチを終わった後、水分補給を促したところ立ち上がって水を取りに行くときに足元がふらつく場面もあり、びっくりしてしまいました。
ご本人も、「家でずーっと座ったままテレビばかり見ていたから、体が動かなくなっちゃって。。。」と反省しているご様子でした。
年齢が近くてもこんなに差が出るのを目の当たりに見ると、本当に運動習慣が大切なのがよくわかります。
肩周り、股関節、膝、動かないことで固まってしまっていました。
動かずにいると本当に廃用してしまっている動けなくなってしまうのです。
最終的には寝たきりになってしまいます。
ご本人はそんなことは望んでいないはずです。
でも一人では動くことって本当に難しいのです。
だから仲間と一緒に運動をすることはとても大切。
幾つになっても、今できる範囲で良いので動かす事。
教室終了後、そのことをお伝えしまいました。
ご理解頂き、これからも続けていただけたら嬉しいなと思っています。
それにしても長い間参加してくださっている生徒さんの底力を見た気がしました。
本当に素晴らしかったです!!
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