認知症の予防については、以前からいろいろ言われています。
人は認知症自体で死亡することはありませんが、食事が取れなくなる、「むせ」による誤嚥性肺炎になりやすくなる、転倒して骨折しやすくなる等の複合的な要因で、発生からの生存期間は7〜10年と言われています。
私の母も最後は認知症でした。
何よりも大切な家族とのコミュニケーションが取れなくなってしまうことがこの病気の怖いところです。
できれは認知症を予防して、晩年の充実した時間を過ごせるようにしたいですね。
近年認知症の研究が進み、認知症予防に効果的な対策はある程度整理されてきました。
その中に、「認知症のリスクになる12種の原因の対策を打つことで、認知症を最大40%予防できる」と発表されました。
この12種類の原因とは、
1、教育
2、難聴
3、高血圧
4、肥満
5、喫煙
6、うつ病
7、社会的孤立
8、運動不足
9、糖尿病
10、過度の飲酒
11、頭部外傷
12、大気汚染
注目すべきは、生活習慣病と認知症の関係です。
生活習慣病と動脈硬化と関連してい流ので、当然脳にも血管にも影響が出ます。
脳の血管が詰まって麻痺が起こる脳梗塞が起きなくても、無症状の「無症候性脳梗塞」が知らず知らずのうちに起きる事があります。
徐々に脳に満足に血流が送れない状態に変遷し、認知症に移行する場合があります。
この状態を「脳血管性認知症」と呼び、アルツハイマー型の認知症の次に多いと言われています。
だからこそ気をつけないといけません。
それから難聴も気をつけなくてはいけません。
聴力が低下したら、補聴器の使用で認知機能の低下を穏やかにすると言われています。
補聴器については慣れるまで大変ですが、認知症の予防になると思い早めにつける様にしましょう。
それから社会的孤立も影響が大きいです。
人との関わりが減って食えると認知症が進むとも言われます。
もし一人暮らしだとしても、時間を共有できる友人とのやりとりを欠かさないようにするのは、非常に有効な認知症予防と言われます。
コロナ禍ではありますが、今できる認知症予防に努めていきましょう。
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