小学生の頃、我が家ではガス釜でご飯を炊いていました。
確か一升がまで毎日5合くらい炊いていた気がします。
両親と姉と私の4人暮らしでしたが、その頃は父も元気で若かったので大きな男茶碗で3杯くらい食べていました。
ご飯はたくさん炊くと美味しく炊けますので、その当時はおかずはあまりありませんでしたが、ご飯だけはたくさんありました。
だからなのか、今も私はご飯が大好きで何もおかずがなかったら、おにぎりだけでも良い人です。
最近ではガス釜は使われる事が少なくなり、一般家庭はほとんど電気の炊飯器が主流となっています。
今回お盆で帰省しているのですが、姉の店ではガス炊飯器があり仕出などがある時は、常にご飯をガス釜で炊いています。
今日もお祭りの仕出しの仕事があり、朝から忙しく準備をしていました。
少し前から炊飯器の調子があまり良くなかったそうで、今日もちょっと焦げ臭い匂いがして姉がすぐ気づき、スイッチを切りました。
おかげでおこげは最小限で済みましたが、流石におこげの部分は使えません。
私はこのおこげが懐かしくて仕方ありませんでした。
家の炊飯器では絶対おこげはできませんから・・・。
子供の頃の思い出があり、とにかく食べたくなりました。
義理のお兄さんに許しを得て、食べさせてもらいました。
おこげの部分はカリカリして香ばしく、ちょっと塩を振って食べたらほっぺが落ちそうになりました。
なんでか母を思い出しました。
あまり焦げすぎた部分は流石に苦味が少しあったので、その部分だけは箸をつけませんでした。
中華料理にはおこげを使った立派なお料理もありますから、とろみのある餡をかければ美味しくいただけるかもしれませんね。
姉の家族は誰も食べようとしませんでしたが、美味しいので独り占めして食べようと思います。
明日も思い出の味を堪能しようと思います。
失敗してできたおこげですが、私は出会えてラッキーでした。
良かったな〜。
No comment yet, add your voice below!