朝体操教室の駐車場に車を停めて、会場に入ろうと思い車から降りて鞄を持とうと助手席に回った時に、駐車場の囲いのところで帽子を見つけました。

白い鍔のある帽子で、内側を見ると名前が書いてありました。

ひらがなの名前でしたから、子供の帽子かもしれないと思いました。

たまたま早めに来ていた生徒さんにそのことを伝えると、「たぶん近くの小学生の落とし物だろうから、帰りに届けてあげますよ。」とおっしゃって預かってくれました。

それだったらこのまま置いておくよりも良いので、親切な生徒さんで良かったと思いました。

そうこうしていたら公民館の方が来て、鍵を開けてくださいました。

その時に生徒さんが帽子の話をその方にしたところ、名前を聞いた途端に「OOさん家のOOちゃんだと思うから、すぐそこのお家だと思う。」と家まで特定されました。

そうしたら生徒さんが、「今から届けてくるわ。まだ10分あるから間に合うから。」って脱いだ靴をまた履いて帽子を持って小走りに出ていかれました。

数分後戻ってみえたので、「大丈夫でしたか?」と尋ねると「渡してきたから大丈夫。」と笑顔でした。

すごい地域力だと思いました。

子供が少ないとは言え、ひらがなの名前だけでそこまで分かっている人がいるのって、本当にビックリでした。

私の子供の頃は、田舎でしたからなおのことですが、どこの誰々が普通に通用していました。

しかしながら、名古屋で今こう言った話は珍しく感じてしまいます。

個人情報なんたらって、いろいろ知らせないのが常識になっている今、地域力によって子供達を見守れるこの雰囲気は大切なことのように思えます。

犯罪や事故からも守ってあげらえるかもしれませんね。

今日は朝からホッコリしました。

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