時代の変化

愛知県トラック協会での腰痛予防教室は、ずいぶん長く勤めさせていただきました。

はっきり記憶がないのですが、たぶん１０年以上指導していたと思います。

初めの頃は、丸一日講習会の運動指導のみを担当していたのですが、いつの間にか他の講師の方々が辞められて、私一人で指導する事になってしまいました。

一人で７時間の講習会は本当に長く、それなりに負担も感じながらでも頑張ってやっていました。

せっかく参加してくださっている方達に、少しでも意味のある講習会であったと思っていただけるように、色々工夫もしてやってきた自負があります。

その中でこのままでいいのかと、自問自答しながらの期間が数年続いていました。

可能ならば講義は専門の方に任せて、私は本来の運動だけでいけるのが一番良いと思い担当の方に相談もしていましたが、担当の方もすぐ代わってしまい結論が出ないままでした。

先週担当の方からの連絡があり、来年度のお話だと聞き昨日事務所に出向きました。

そこでの話は、「来年度からは腰痛予防教室はやりません。」という事でした。

ちょっと突然だったのでびっくりしたのですが、これは協会の方針だということでしたので了承するしかありませんでした。

実は全国でも腰痛予防教室を開講しているのは、愛知県の他１県で２県だけなんだそうです。

それも１日７時間の講習会なんていうのも稀で、これは現状に合っていないと言いますか時代遅れだという判断が下ったみたいです。

今後は無料のセミナーとして２時間ほどの内容を考えているとおっしゃっていました。

これで私の任務は終了となります。

ある意味社会貢献として、働き盛りの皆さんに健康の大切さを伝えられる場であったので、やりがいもそれなりに感じてはいました。

それが無くなることは少々残念ではありますが、これで終わるとは思っていません。

そう遠くない将来、セミナーの講義だけではなく実技の大切さが証明される日がきっと来ると信じています。

その時にまたお声がかかる日を想定して、自分自身のもっともっと磨いて待っていようと思います。

今後どんなことがあろうと、健康が一番大切である事に違いないのですから。。。