桂枝雀という落語家がいました。
1999年に59歳でお亡くなりになったのですが、スキンヘッドで英語で落語をされる方でした。
枝雀さんの落語は本当に素晴らしかったので、あまりにも早い死にショックを受けたことを覚えています。
その枝雀さんが色紙に書いていた言葉が、「萬事気嫌よく」だったそうです。
この言葉で気になっていたのが、「気嫌よく」ですが、本来は「機嫌よく」が正しいのです。
でも枝雀さんはいつも「気嫌よく」を使い続けたそうです。
「気」にこだわりがあったのだと思います。
私も「気嫌よく」の方がしっくりします。
「気とは何?」
辞書によると、「こころ」という語が精神活動を行う本体的なものを指すのに対して、「気」はその「こころ」の状態・反応など現象的な面を言う傾向が強いと書かれていました。
生命・意識・心などの状態や働きという表現もありました。
とても大切な語だと思います。
だからこそ私は「萬事気嫌よく」の言葉が大好きで、どんな時もこれを実践すると様々な「怒り」のコントロールができます。
毎日私たちはストレスにさらされていると言っても過言ではありません。
そんな日々の中で、ストレスに負けない自分でいるためにはこの言葉は有効です。
いつも時間に追われていて、車の運転中や対人関係でうまくいかない時、人並みにイライラしますがその時の自分から離れて、客観的に自分を見ると結構イライラしてる姿が滑稽に見えてきて「何してるんだろう」って思えます。
そんなことがストレスを溜めないコツかもしれません。
「萬事気嫌よく」
これからも気にこだわっていこうと思います!!