事務所の用事を済ませて、車で家に向かっていた時に携帯が鳴りました。
番号には見覚えがありません。
ハンズフリーで出ると、ある福祉会館の生徒さんからでした。
いつもお元気な方ですが、ちょっと声に元気が無いなとすぐ思いました。
案の定、今までとは違う状況で体調が優れず病院に行くも原因不明と言われ、検査疲れもあり気持ちが落ち込んでしまったようでした。
コロナが怖くて外出も控えていたせいで、足腰が弱り歩くのがやっとになってしまったと嘆いていました。
病気も大きな手術も経験されていますが、いつも前向きで頑張っていらっしゃった方だけに、いかにこのコロナの影響が大きいかが分かります。
いろいろな話をする中に「朝ごはん食べていたら急に涙が出て泣けてしまった。どうして泣けるのか判らないのよ。」とおっしゃっていました。
思わず私もあるあると思ってしまいました。
実は私も経験があるのです。
ポジティブ思考ですし、寝たら嫌なことは忘れるタイプの私ですが、最近寝つきが悪い日があったりして、自分では気づかないストレスみたいなものがある気がします。
テレビを見ていて、いつもより感情移入してしまったり何か変な感じです。
今まで経験したことのない状況に、何らかの影響が出ているようです。
それがお一人暮らしの体調が悪い方となれば、当然この状態は想像できます。
できるならすぐ飛んで行ってお話聞いてあげたい気持ちですが、いまはそれが出来ないのですね。
できるだけ声のトーンを上げて元気よく対応しました。
会話の中に笑いが起きるように誘導しました。
途中から声が出るようになり、笑い声が聞けるようになって安心しました。
いつでも電話してねと伝えました。
こうやってSOS出してくだされば、いくらでも対応できます。
このSOSはもしかしたら私にとっても幸いだったかもしれません。
コミュニケーションは大切です。
今の私は仕事もできず、社会に対して何も貢献できていません。
世の中もお荷物になっている気分です。
本当に辛い気持ちです。
それがこんな私にも助けを求めてくださる方がいることは、有り難い気持ちです。
少しでも役立ったことに関して、嬉しく思いました。
いつかこの状態から解放されたら、今まで以上に皆さんに思いを伝えたいと思います。
その日が早く来ることを願っています!!