私がこの世界に入って一番初めにアシスタントと言いますか、お弟子さんとしてお仕事を手伝ってくれていた子がいます。
とても気立の良い、さっぱりとした性格の子です。
その頃付き合っていた彼と結婚して、二人のお子さんにも恵まれ幸せに暮らしていて、時々連絡もとりながら今に至っていました。
ご主人が空手の先生で、いくつか道場も開いていたので、コロナの頃会場が見つからず困っていた時には、道場に空き時間を使わせて頂いたりして、助けてもらった事もありました。
今日その彼女から久しぶりに電話がありました。
たまたま仕事から家に戻ってきた時だったので、タイミング良く電話に出ることができました。
その内容は聞いていてビックリする事ばかりで、とにかく信じられない事でした。
彼女たちは大きな団体に所属していていて、その道場の支部の長をしていましたが、ある事件が起きてその団体を脱退することになったそうです。
その話のきっかけは、創始者が高齢になり息子である2代目が後継者となってから、どうも組織が変わってきたそうで、今までついてきたお弟子さんたちが戸惑っていたそうです。
そこに2代目が連れてきた外部の人間が色々組織をかき乱してきて、結局それを心配して動いたのを逆に反逆だと取られて、結局団体から排除されてしまったと聞きました。
これは本当にショックだったと思います。
創始者を信じて今まで一生懸命団体のために頑張ってきたのに、首になってしまったわけです。
やるせ無い気持ちだと思います。
裏切られた気持ちもあったと思います。
知らない間に色々あって心配しましたが、二人とも今は前向きに気持ちを切り替えていると言っていましたし、団体の名前の看板は下ろして自分たちの名前をつけて同情をスタートさせていました。
少し落ち着いたので、私に連絡をくれました。
彼女の声はしっかりしていて、悔いも後悔もないように聞こえました。
彼女なら大丈夫だと思いますし、団体から抜けたとしても30年以上指導者として頑張ってきた経験は間違いなく生徒たちに浸透しているはずです。
何もできないけれど、これからも見守っていくつもりです。
また機会を見て二人に会いに行こうと思っています。
応援しているからね、頑張ってね!!
No comment yet, add your voice below!