WHOは2019年に、「認知機能低下と認知症のリスク減少の指針」を発表しました。

内容は12項目あります。

★身体活動による介入・・・・・有酸素運動や筋力トレーニングの勧めです。

★禁煙による介入・・・・・禁煙が脳に及ぼす害は、数々の研究が証明しています。

★栄養的介入・・・・・バランスの取れた、健康的な食生活の勧めです。

★アルコール使用障害への介入・・・・・お酒の飲み過ぎに注意を呼びかけています。

★認知的介入・・・・・エビデンスの質は低いものの、いわゆる脳トレの効果を認めています。

★社会活動・・・・・他人との交流が少なく、孤独だと、認知症の発症率が高くなります。

★体重管理・・・・・肥満は、さまざまな病気の罹患率を高めると指摘しています。

★高血圧の管理・・・・・認知機能の低下、認知症の発症に高い関連があると警告しています。

★糖尿病の管理・・・・・糖尿病による合併症も、身体にさまざまな害をもたらします。

★脂質異常症の管理・・・・・そうコレステロール値の上昇が、血管病全体のリスクを高めます。

★うつ病への対応・・・・・うつ病は認知症の病前状態である可能性が示されてます。

★難聴の管理・・・・・コミュニケーション能力に悪影響を及ぼし、認知機能を低下させます。

また違う論文には、認知症にかかる可能性がどれだけ高まるかの相対リスクが示されています。

⚫︎教育を受けた期間が短い➡︎1.6倍

⚫︎聴力低下➡︎1.9倍

⚫︎うつ病➡︎1.9倍

⚫︎運動不足➡︎1.4倍

⚫︎肥満➡︎1.6倍

⚫︎高血圧➡︎1.6倍

⚫︎糖尿病➡︎1.5倍

⚫︎喫煙➡︎1.6倍

⚫︎社会的孤立➡︎1.6倍

どちらにも運動、血圧、体重管理と肥満など、重なる部分が大半で、生活習慣病への対応と日常生活の改善が重要になります。

認知症は長生きすれば発症する確率は高くなりますが、予防することはできます。

少しでも早く予防していくことが大切です。

上記のことを気をつけて、コロナ渦においてもできる事は心がけていきましょう。

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