ナッジとは、「人々を強制するのではなく、望ましい行動に誘導するシグナル、仕組みまたは戦力」あるいは「それとなく人を行動させる仕掛け」と言われています。
面白い例があったので、紹介します。
*松竹梅の法則
値段の異なる3つの料理のコースがあった場合、真ん中を選んでしまう。
2つの料理のうち高い値段のものを選ばせたい場合、さらに高い値段のものを追加するのが良い、という法則です。
人は3つの選択肢があった場合、真ん中を選んでしまいがちです。
特に日本人は3という数字が大好きなので、有効なのかもしれませんね。
*損失回避
「効果がない場合は返却できる」場合でも、返却する人はほとんどいない。
利得による満足感の増加よりは損失による満足感の低下が大きく、人は得するよりは損したくないと思うようです。
一度手に入れると失いたくないと思ってしまうのです。
*コミットメント
ダイエットに失敗したら罰金として小遣いを減らすことを約束する。
将来の自分が行う行動や選択を縛ることで、目標が達成しやすくなります。
コミットメントは、「責任を持って明言する」あるいは「責任のある約束をする」という意味で使用されています。
最近ではダイエットについて「結果にコミット」というフレーズで有名です。
私たちの生活にはたくさんのナッジ理論があることがわかります。
知らないうちに誘導されているのかもしれませんね。
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