ある教室での出来事です。
その生徒さんは教室に入ってくるなり、私のところに真っ直ぐ進んでいらして「先生、本読みました。最後まで読めたんだけどね、最後に泣けてしまって。。。」とお話ししてくださりながら涙目になってしまわれました。
あまりにも突然でちょっと動揺してしまいました。
何がどうなったのかわからず、思わず背中に手を当てて「読んでくださって、ありがとうございます。」としか言えませんでした。
彼女の心に何か刺さるものがあったのだと思いますが、どの部分なのかその時はわからずにいました。
家に戻り、本を手にとってパラパラと目を通してみました。
もしかしたら「あとがき」の部分だったのかな?と思いました。
もちろん私の勝手な想像ですから間違っているかもしれませんが、私が一番お伝えしたかった部分なので、もし当たっていたら本当に嬉しく思います。
私の思いが通じたと思うからです。
高齢になればなるほど身体の衰えていきますが、精神的な健康は衰えません。
自分のやりがいや楽しみを見いだすことができれば、都市を重ねることは幸せなことになります。
だからこそ勇気を持って毎日機嫌よく過ごして行って欲しいのです。
多分その部分が心に届いたのかな?と思います。
私は決して文章を書くのが得意ではありませんし、すごく勉強して知識が豊富でもありません。
ただただ私の生徒さんやスタッフ、関わりのある方たちすべての皆さんが体も心も健康でいて欲しいという願いがあって書いた本だったので、読んでくださった方に伝わったことがわかり、本当に良かったと思っています。
とっても嬉しかった出来事でした。