【講演会会場:安城市桜井福祉センター】
まもなく6月になります。
この5月には2回の講演会の機会をいただきました。先回(5月1日)に続き、2回目の講演会報告です。
安城市桜井地区社会福祉協議会主催:福祉講演会
タイトル「健康づくりは生きがいづくり、まちづくり」
日時:平成20年5月17日(土) 午後2時30分~4時
場所:安城市桜井福祉センター 多目的室(1・2・3・4)
募集内容:人は、はつらつと充実した人生を送るためにには、心も体も健康である事が必要です。
そのためには日頃から健康づくりに留意し、地域内での仲間づくりや生きがいづくりに心がけることが
大切と言える。
地域住民が心身ともに健康であれば、それは健康なまちづくり、お互いに支援し合えるまちづくりへと
つながることを改めて地域住民に意識づけ、今後の自らの生活のあり方や近隣とのつながりの
あり方について考える機会とする。
対象:一般
《講師:加藤 利枝子より》
昨年桜井北地区の公民館で、福祉講演会を開かせていただきました。その時は地域の老人会の方達が中心で、とても活気ある会でした。
今回は、4月にオープンしたばかりの福祉センターでの講演会という事で、200名以上の方達が集まってくださいました。とても綺麗で立派な施設で驚きました。
この地区の方達は幸せですね。どんどん利用して皆さんのコミュニケーションの場になっていくと良いですね。
今回も男性の参加が多く、嬉しい限りです。やはり女性だけが頑張っても街づくりはできません。皆さんが力を合わせていかなければいけませんね。安城市がもっともっと住みやすい、素敵なまちになるよう期待しています。
私はいつも講演中に外出をする事を薦めています。外出をする事は運動不足を解消することになりますし、社会性を失わないためや、歩く事が一番の健康の近道だからです。
できれば階段の使用も促しました。でも、膝の悪い方などは、下りの階段は控えてくださいとお伝えしました。
しかし、講演後体操も終わり、皆さんのお見送りをしていた時、会場が3階だったのですが、みなさん階段を使われるのです。杖の方まで・・・、エレベーターが横にあるのに・・・。
思わずお別れの握手をしながら、お声をかけたのですがみなさん笑顔で、「大丈夫、今日は良いお話を聞いたから階段使って帰ります。」とおっしゃるのです。何て素直な方達なんでしょう。
感動してしまいました。
無事に最後の方を見送った後、帰り支度をしようとしている私に、担当者の方がニコニコ顔で声を掛けてこられました。「加藤先生、今日は皆さん先生から元気を沢山貰ったようですよ。ありがとうございました。ほら、こんな忘れ物が。」って手にしていた物は、杖でした。
どなたかがお忘れになって帰られたようです。確かにいらっしゃった時は杖を頼りにいらっしゃったのですが、帰りはすっかり必要でなくなってしまったのでしょうね。たぶん階段を使ってお帰りになられたのでしょうね。思わずその場にいた人達と笑ってしまいました。
人間って不思議です。気分がよくなると、身体は自然と動くのですね。講演中みなさんとても素敵な笑顔でした。体操も楽しくやりました。きっと気持ちがよくなったのですね。
こんな経験をしていますと、人間はやっぱり仲間と一緒にいっぱい笑って、身体を少し動かすと元気になるんだって、心が動けば、身体も動く、これからもこれを信じてお伝えしていこうと思います。
忘れられた名前付き杖が、ちゃんと持ち主の所に戻っている事を祈っています。皆さんも持ち物には名前を付けておきましょうね。
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