教室終了後、突然生徒さんが教室の扉を開けて廊下に出ていきました。
靴を履いていなかったので、突然どうしたのだろうと心配していると、廊下に若い女性が立っていました。
何か話をしている様子でしたので、お声をかけると生徒さんの娘さんでした。
何があったのかすぐに飲み込めなかったのですが、どうもその生徒さんは今年で教室を辞めるつもりでいたようです。
それで長く参加していたので、娘さんがお礼に私に挨拶をしに来てくださったようなんです。
そのためにわざわざ教室が終わる頃に来てくださったわけです。
それが、どういう訳か「やっぱり辞めるのをやめる。」と生徒さんが心変わりを発表しました。
今月1度教室の階数がわからなくなり、自信がなくなってしまったとおっしゃっていたのですが、ここ数回問題なく来られていましたので、まさかやめるつもりで娘さんに言っていたとは知りませんでした。
この心変わりに娘さんの反応は、「母が続けたいと言ってくれて嬉しいです。」と喜んでくれました。
確かに心配であることに変わりはありませんが、今通ってこられるのであればやめる必要はないと思っています。
どうしてもダメなの時が来たら、その時に考えれば良いのではないかと思っています。
他の生徒さん達も口々にこの心変わりを応援してくれました。
一人の生徒さんは携帯の番号を教えながら、「いつでも電話してね。」と言っていましたし、みんなが声をかけてくれていました。
心強かったと思います。
娘さんは私にお礼にと言ってお菓子を手渡してくださいましたが、もらって良かったのかと気になってしまいました。
今回の件は、人ごとではないと誰もが思ったと思います。
私はできるだけやれることは続けていただけるよう応援します。
来年になってもこの生徒さん達と一緒に体操ができることを誇りに思いますし、これからも長く続けていただけるよう頑張ろうと思いました。
心変わりしてくれて、本当にありがとうございます。
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